PROFILE

木下賢一 a.k.a. KENNY
1975年大阪生まれ
GREED代表
CREATURE FROM THE LIVING
MADTOYZ 他全てのディレクション
及びデザインを手掛ける
また自他共に認める
VINTAGEコレクターであり
中でもMOTORCYCLE JACKETSの
コレクションは相当なものである
14年目に突入したclub STOMP
でのレギュラーDJ イベント
ROCK'N'ROLLL HERE TO STAYの
オーガナイザーでもある

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1%13 part1!!

Aug/04/2014

久しぶりにTAKACHO兄貴の1%13からの着弾Death!!
幻の「ZODIAC」の復活Death!!

自分にとってかなり思い入れがありますのでケニー視点で書いてみました!!


丁度MADTOYZが始まったのが1998年!! その頃よく名古屋に遊びに行っていました!! で、楽しみの一つが「ELECTRIC」に行く事!! そして革ジャン買う事でした!! ハイウェイマンのシングルも(当時血眼で探してた!!)黒白のロンジャンや青ジャン等、、、何でもヒデキさん(King's Rd)にお願いして、GETさせて頂いていました!!  買い付け帰国時狙って行った事もありました!!(笑)
あの頃はロン毛でした!!(笑)

そんな「ELECTRIC」で、どさっと売られていたのがセディショナリーズのパチTシャツした!! その粗さと雰囲気が凄く良くて、毎回買ってました!!(今は全部カシラが所有!! たぶん結構な数あるハズ、、、笑)
SIDが着てた"VIVA LA ROCK"のTシャツ(ロゴのみ)とか凄く良く着ていました!!
※後から知るんですが、これらが全てデブデンMADE!!

で、ある時、そんなシャツ達の上に「ZODIAC」ってタグが着いたTシャツが置かれていて、、、無造作に!!(凄く記憶してる!! 笑)
よく見ると「produced by ELECTRIC」って書いてあって、、、ビックリして聞いたら「S.D.Sの高橋くんがデザインしてカムデンのデブデンとこで作って貰ったんだよね!!」 って教えて頂き、、、速攻GETしました!!(笑)

当時のオリジナルがコチラ!!

確か最初2枚買って、次行ったら卍バージョンがあって、アレ?違う!! ってなってまた買ったの憶えています!!

TAKACHO兄貴曰く、卍バージョンは見た事なかったらしいDeath!!(笑)

微妙に違うとこがタマリマセン!!

わざわざマスキングしてるんですね〜!!



で、10数年時が経ち、去年のBLACK BOOTSでの「ELECTRIC & CHELSEA」復活の際、HIDEKIさんが「ZODIAC」のピンピンのタグの写真をUPしてて、、、もしや!!と思い、聞くと数枚復刻するとの情報!! で、朝一買いに行きました!!(笑)

1%13名義の初復刻全種類






で、今回満を持して1%13取扱店での発売となりました!!

●COPURATION BLACK

5,500yen(without TAX)

●COPURATION WHITE-A

4,800yen(without TAX)

●COPURATION WHITE-B

4,800yen(without TAX)


●ELECTRIC VIOLENCE WHITE

4,800yen(without TAX)


そしてGREED限定カラーはBLACK BODYにYELLOWのフロッキー・プリント!!

★COPURATION GREED limited edition

5,500yen(without TAX)

★ELECTRIC VIOLENCE GREED limited edition

5,500yen(without TAX)


サイズは以下Death!!

SMALL : 肩幅42cm 身幅46cm 着丈64cm
MEDIUM : 肩幅45cm 身幅48cm 着丈67cm
LARGE : 肩幅48cm 身幅51cm 着丈70cm
X-LARGE : 肩幅51cm 身幅53cm 着丈73cm

※BODYにより若干のばらつきがある事、ご了承下さい!!

僕でMサイズ、有希店長でSサイズ着用Death!!

本日よりGREEDにて予約受付開始Death!!
既にメーカーにオーダー済ですので、無くなり次第終了、追加資産はございませんのでかなりお早めのご予約お薦め致します!!

入荷は8月末〜9月初旬予定Death!!

NOW CALL GREED STORE!!
TEL 062-251-7819
info@greedxxx.com


そして恒例のTAKACHO兄貴からのライナー・ノーツDeath!!







★COPURATION / ELECTRIC VIOLENCE : from ZODIAC to 1%13

今や消費文化の極点に近づいたともされるこの時代、デザインの意味も効力も薄れてしまっているのもひとつの事実。しかしパンクの遺伝子を受けた1%13は単なるその瞬間の満足を得る為だけの使い捨てのデザインの激流に、ありったけの情熱と知識を形にして一石を投じる。それがどのような結果になろうとも、不必要な付加価値やトレンドを完全に無視して、伝えるべき絶対行為として世に送り込む。

パンクの持つ可能性はありとあらゆる身の周りにあり、音楽活動以外にも勿論普及してゆく。当たり前の事を当たり前と見ず、真摯な気持ちで事に臨んでいけばその先には今まで見えなかった新たな道筋が見えてくるものなのである。自分が行ってきた行為も同様で、それは現在の1%13に継承される事となる。

1998年(だったと思う)バンド活動以外の自己表現方法のひとつとして "ロンドン活動" も、日々の探求によりいっそう現実味をおびていっていた。個人的な趣味が講じて、深みにはまったデザイン活動だが、パンクのひとつの表現方法として、"衣類からの訴え/無言の訴え" に焦点をあて、その当時忘れ去られていた"音楽以外のパンク活動"を現実化させた。声を発する事のできない衣料にありったけの蘊蓄と、ありったけの真実と、ほんの少しのギミックをぶち込んで情熱をかける。その行為こそまさしくロックンロール、パンクの何者でもなく、結果ウエアデザインの枠を飛び越え、20世紀末から現代に蘇り、再び発信する事が可能となった。キーワードは、もちろん、ロンドン、カムデンだ。

知らない人の為に、少しおさらいだ。振り返る事10数年前、1998年、オレは果敢にもhard core punkの可能性に燃えに燃えていた。"何処でもできる、誰にでもできる、何でもできる" との神聖なるパンクスローガンを鵜呑みにし、惜しげも無く20代後半の与えられた少ない時間と、汗水たらして働いたちっぽけな金をつぎ込んで、バンド以外のひとつの野望に向かっていた。それは、"ロンドンで自分のデザインを刷ってもらい、それを逆輸入して、その当時、単なるファッションでは無く何処よりも早く80年代文化に着目、フィードバックし、未来に向けて新しい方向性を模索していた日本のパンク文化にひとつの実績として提示したい" と思っていたのだ。それは 名古屋ELECTRICの力を借りて "ZODIAC" という方法手段で結晶化するのであった。

名古屋の "エレクトリック" で週末を過ごす日が多かったその当時、HIDEKI-MANからオレは興味深い話を聞いていた。それはいつもロンドンに行っては顔を出す、カムデンマーケットのストールに並ぶ "偽セディショナリーズ" についての話であった。制作者の名前はデブデン。その当時非常に出来の良い英国製の偽物を作る、いわゆる "偽札作りの名人" だった人物で、彼は80年代中期から2000年期にかけてカムデンマーケットで堂々と偽セディショナリーズを販売していた。彼の作る作品は映画 "SID & NANCY" にも登場しており、更に大々的に販売を行っていたにも拘らず、マルコムマクラーレン、ヴィヴィアンウエストウッドからのクレームが一切無かったという、奇跡の公然としたブートレッグ作品となっていたのであった。彼の作品は日本人には真似のできないダイナミックさと、色彩感覚を有しており、絶妙なパンク感がひしひしと伝わってくる作品であった。その当時、国産の偽物、紛い物も多くあったのだが、彼が作る作品はそれらとは完全に異なっていた。それは日本では有り得ない雑さ加減と、微妙な色使いやサイズ感から見られる愛という善悪共存したパンク具合が、どうしようもなく素晴らしい雰囲気を醸し出すのであった。実際日本の大手メーカーがリリースしていたSEDITIONARIESも彼の作品だった時期があり。知らず知らずに、日本人には馴染みのある作品であった。

パンクエッセンスを感じ取る事ができるデザインは各時代に点在するのだが、70年代後半のパンク勃発から如実にオーバーグラウンドに現れ始める。それは80年代に入り様々な亜種進化が繰り返され、Tシャツをキャンバスに主義主張をアナーキーアートとして落とし込む方法は広く一般に浸透していった。しかし80年代後半になり、世間一般では時代の流れとともに徐々にロンドン、パンク文化からの離脱がはじまり、よりライトなアメリカンカルチャーに移行してゆく。日本ではいわゆるスケートブームやヒップホップブームの始まる時期と重なる。その後オーバーグラウンドではメッセージ性の強い作品は少なくなり、より過激な形となりアンダーグラウンドで生き抜くハードコアパンクがその手法を受け継ぎ現在でも訴え続けている。残念な事ではあるが、その後アート性デザイン性を基盤とした服飾文化では見かける事が少なくなり、筆者の記憶では日本の "DEADEND" が90年代初頭にリリースしていたオリジナルデザインが、バンドTシャツ以外でのメッセージ性が強い作品となる。そして日本では "ZODIAC" が生まれるまで沈黙を続けるのであった。


●COPURATION

ロックンロールとは究極の自慰行為から始まる輪廻転生の言葉なのだが、結合して初めてローリングしてゆく物である。COPURATIONの意味は、 "性交" 快楽と絶望が同居する最高で最悪の行為である。そうkings road 430のSEXにギリギリまで接近してゆくのだが "SEX" では断じて無いのである。本来は "COPULATION"と綴るのだが、デザイン製作時に持病のパンクが騒ぎだし、LをRに変換する事となる。内包する意味合いは各個人で勝手に考えてくれ。言葉遊びのアイデアはオレの昔からの手法であり、ジグジグ的な "変な日本語、間違った日本語" への英語的変換を意識的に行い、異なる何かに仕立てあげる。そして、それをイギリスから逆輸入するといった、誰も見ていないところに何とも複雑で馬鹿馬鹿しい行為を20世紀末に行っていたのだ。暴走するオレの思考にネイティブの読みかたなん全く関係は無い。

絶叫する雄叫びは、人類本来の言葉にならない衝動。 "SCREAM" する事に真実は存在し、その "叫び" を冠に持つロックンローラーは、地球上にこの2人しかオレには思いつかなかった。"SCREAMING JAY HAWKINS (米)" と "SCREAMINGLOAD SUTCH (英)"だ。黒人の異端者と白人の異端者を綿生地上に同居させ、COPURATIONと絶叫させ白も黒も関係無い! というメッセージを放つ。1%13LEATHER 1 同様、英米折衷でもある。両者のバイオグラフィーや取り巻く環境まで語りだすと本を2冊執筆しなければならないので割愛するが、両者とも非常に興味深い音楽活動+αの経歴を持つため、購入者は必ず聞く事を義務づける。そして、そこから新たな禁断の扉が開かれる事になるであろう。バックグラウンドに流れる調べは蓄音機から響くVOO DOO死者の歌。その下に並ぶ言葉はオレが英国に行くたびに集めている、ロンドンの真っ赤なテレフォンボックスに無造作に張られまくる下世話なコールガールカードの文言。そして "242-8786" は伝説のロンドン屋、"エレクトリック" の電話番号だ。その当時ロンドンに困ったり、名古屋で道に迷ったら、すぐ連絡が取れる画期的なシステムであった。


●ELECTRIC VIOLENCE

"電気的暴力" と名打ったこの作品。もちろんCOPURATIONとの連作で、その当時(現在もだが)危機感を感じていたエレクトロテクノロジーを取り巻く環境への危機感をテーマにした作品である。来るデジタルエイジに対してアナログ感を強く表現させる為、あえて時代遅れなブラウン管TVをモチーフに60年代のSFモンスターへのコラージュを行い、70年代の英国アート&サブカルチャー誌 "OZ"よりグラマラスな女性をサンプリングし恥辱する。誕生への行為としての単純理解も含めつつ、善悪両方の側面を持つこのデザインはデジタルとアナログの結合を同時に表現し、その後生まれいでる新世代を表現した。 ロックンロールと共に鳴り続ける "SORE CORE" はSDS期に作られた造語でノイズコアよりもっとメンタル的サウンド的にヒリヒリした極限状態を意味し、SDS後期のフライヤーにも使用される言葉である。



今回この幻の作品 "ZODIAC" の再発の背景には、2013年12月7日の名古屋BLACKBOOTSで行われたエキシビジョン "ELECTRIC & CHELSEA" があり、それが引き金となり現在に至る事となる。HIDEKI-MANは "KINGS ROAD" オレは "1%13" として今を生き、過去から脈々と続く真実を現代に具現化し、そしてキャンバスがすり切れるまで未来に問題提示し続けるのである。

再発に当たって快く承諾してくれた、HIDEKI-MAN、製作に可能な限りのエネルギーを費やしてくれたBLACK BOOTS 岩前に心から感謝する。



TAKACHO LONDON

続記
日本での販売のみを前提にデザインし、HIDEKI-MANの好意によりオリジナルタグも作り、美濃加茂発、英国生産、名古屋からの全国発信を行ったのだが、当然のごとく両者とも製作と同時にイギリス本国でブートとして販売されており(想定内)タグ無しで国内に平行輸入されるといったアクシデントもあったのだが、もちろんそれに細かいクレームをかけるような野暮は一切しなかった。現在もZODIACのデザインは一部ブートがイギリスで生産されており、知らずに買う外国人も多数いるようである。フランス人が張り切って着ていたり、東欧のハードロックバンドが来ていたりと楽しいエピソード満載な事はちょっと面白いネタである。









と言う事でGREEDYの皆様はMUST GET!!
明日はいよいよ1%13革ジャンの登場Death!!






STAY METAL!!










THE BROTHELS NEW ALBUM「My...」!!

絶賛予約受付中!!

GREED & CREATURE FROM THE LiViNG
8th ANNiVERSARY SPECiAL PARTY!!

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